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お鍋にかかせない調理道具といったら「土鍋」ですよね。土鍋を使いこなすためには、調理に使う前に目止めという作業が必要です。
目止めとはおかゆを炊くことで、土鍋にあいている小さな穴を埋めるための作業のことです。ここでは土鍋でのおかゆの炊き方と、おかゆを炊く以外の簡単な目止め方法・土鍋のお手入れ方法をご紹介します。
知ってしまえば簡単なお手入れをして、今年も来年も土鍋を活躍させましょう。
土鍋を買ったら目止めをしよう
「目止め」って何?
目止めとは土鍋の穴をふさぐ作業のことです。土鍋は陶土で出来ているため、細かいヒビや隙間があります。
その為、目止めを行わないと、水漏れが起こったり匂いがしみ込んでしまうことがあります。買ったら最初に目止めを行いましょう。
おすすめの目止めの方法♪おかゆを炊く
どうせなら美味しく食べたい!
一番効果的な目止めの方法は、おかゆを炊くことです。おかゆの濃いデンプンで土鍋の穴を埋めるがこと大切なので、水からおかゆを炊きます。
【おかゆの炊き方】
1、土鍋を洗い乾燥させた後、土鍋の半分~8割位まで水を入れる。(食べる量で調整)
2、生米を洗って土鍋に入れ、蓋を開けた状態で弱火にかける。焦げないようにたまに混ぜる。(※急な温度変化に弱いので、必ず初めは弱火)
3、5~6分位して鍋が温まってきたら、中火にして時々混ぜる。
4、沸騰したら、弱火にして5分~10分煮る。
5、蓋をして、余熱で30分程度温めて完成♪
6、5でおかゆは出来上がりですが、目止めの効果を高めるためできれば半日放置した後美味しく食べます。おかゆを食べた後洗って良く乾燥させ、目止め終了です。
【ご参考:おかゆの固さ】
おかゆは、お米と水の割合の違いで、主に全粥~三分粥があります。水分の少ないものから全粥→七分粥→五分粥→三分粥なのでお好みのおかゆを炊いて下さい。
全粥⇒米の5倍量の水で炊きます。
七分粥⇒米の7倍量の水で炊きます。
五分粥⇒ 米の10倍量の水で炊きます。
三分粥⇒ 米の20倍量の水で炊きます。
例えば今回の目止めを5分粥で炊く場合は、水800ccお米80ccで炊きます(水が鍋の半分~8割になるよう鍋の大きさによって水分量は調整して下さい)
簡単な目止めの方法2選
おかゆを炊くのはちょっと手間・・
おかゆを炊くのが穴を防ぐのに一番効果的ですが、余裕がない場合はデンプンが含まれているとぎ汁や小麦粉でも目止めをすることが可能です。
①とぎ汁を煮る
土鍋の8割程度までお米のとぎ汁をいれます。始めは必ず弱火で、鍋が温まったら中火にします。20分程度沸騰させて火を止め、冷めるまでそのまま放置します。全体が自然に冷えてから洗い、乾燥させます。
②小麦粉と水を煮る
小麦粉か片栗粉大さじ2を入れて土鍋の8割程度まで水を注ぎます。後はとぎ汁と同じように20分沸騰させ、冷えてから洗って乾燥させます。
土鍋の注意点
ここがポイント
1、急激な温度変化をさせない
土鍋は急な温度変化に弱いです。冷たすぎる食材を焼いたり、熱くなった土鍋に冷たい汁を入れるとひびが入ることがあります。
2、濡れたまま気にかけない
土鍋を濡れたまま火にかけると、割れる可能性があります。
3、裏側は扱い注意
土鍋の裏側は素焼きなので、必ず乾燥させてから火にかけましょう。また土鍋の裏側はできるだけ洗わないようにして下さい。
4、空焚き・揚げ物は絶対しない
土鍋は高温に耐えられないので揚げ物は出来ません。また空焚き可能と書かれているもの以外は禁止です。
5、洗剤をつけ置きしない
基本の洗い方は水洗いか、さっと洗剤で洗います。土鍋は吸収力が強いので、洗剤を付け置きすると洗剤を吸ってしまうので避けましょう。金属たわし等でゴシゴシこすらず、優しく洗いましょう。
カビ・焦げ・匂いの対策
やってしまった・・・
カビにはお酢パワー
土鍋がカビてしまった場合は、消毒して殺菌します。お酢を使って消毒し、カビを死滅させます。
【消毒の方法】
土鍋の水8分目まで水を注ぎ、お酢を大さじ3杯入れ弱火にかけます。土鍋があたたかくなったら中火⇒沸騰したら弱火にして10分位煮詰めます。軽く洗ったあとよく乾燥させます。
焦げの取り方
土鍋が焦げてしまったら、水を入れて沸騰させてしばらく置いて冷めてから焦げをとります。時間があれば一晩そのまま置いてから、布などで優しく落とします。
【頑固な焦げを取る方法】
重曹を土鍋に振りかけ、水を入れて火にかけます。沸騰後に数分煮詰めた後、火を消ししばらくしたら洗い流します。一度で全て落ちない場合は、数回繰り返すと頑固な焦げも落ちやすくなります。
匂いはお茶で消す
キムチ鍋など、匂いのきつい食材を使うと匂いがつきます。そんな時はお茶を使って匂いを消します。お茶の成分が匂いを吸収してくてます。
【匂いを消す方法】
お茶を土鍋の8割程度まで(または水8分目にお茶の葉をスプーン1杯)入れ、10分煮詰めます。お茶の葉は、煎茶や番茶を使用します。煮詰めた後は良く乾かします。
長持ちさせるコツ
買ったからには長く使いたい
1、よく乾燥させてからしまう
土鍋を長持ちさせるコツは、よく乾燥させることです。通気性の良い場所に保管し、出来れば蓋と本体の間に新聞紙を挟みましょう。
土鍋を買ったときについてくる箱には、絶対に収納してはいけません。湿気がこもってしまい、カビ等の原因になります。
2、長期保存は新聞紙に包む
冬が終わって土鍋をしまい込むときは、新聞紙を使用します。まずは2~3日かけて完全に乾燥させます。蓋全体を新聞紙で包み、裏返して蓋を本体に入れます。蓋を入れたら、全体を新聞紙で包み込み通気性のいい場所で保管します。
3、ヒビが入ったら目止めをする
土鍋は土で作られているため、特性上ひびは入るものです。ただ危ないひびと良いひびがあります。ふちや取っ手までひびが入っているものは、修復ができないものが多いです。浅いひびは、使い初めのときと同じ目止めで直すことができます。定期的に目止めをすると、持ちも良くなります。
鍋以外の土鍋お料理
土鍋料理は鍋だけじゃないんです
土鍋は鍋にしか使わない、という方も多いと思います。しかし土鍋は、鍋以外にも色々なお料理に活躍するんです♪使い方を知って、冬以外にも土鍋を活躍させましょう。
ご飯を炊く
炊飯器で炊くよりも、土鍋を使ってご飯を炊くと同じお米でもふっくら美味しく仕上がります。土鍋でご飯を炊く場合は、浸水30分+炊き20分+蒸らし15分で完成します。
1時間以上かかるのか・・と時間だけ見ると大変ですが、実際手をかけるのは炊く時間20分間と材料の準備時間だけです。でも普通のご飯を炊くだけなのに時間をかけるのは面倒、という方は炊き込みご飯を作ってみるのはいかがですか?
こちらの記事で、土鍋を使った炊き込みご飯の作り方をご紹介しているので、参考にして下さいね♪
蒸し料理
土鍋で簡単に野菜と肉・魚の蒸し料理を作ることが出来ます。
【蒸し料理の作り方】
①土鍋に野菜やきのこ(白菜・キャベツ・玉ねぎ・ネギ・椎茸・しめじなど)を鍋にしきます。
②豚肉や切り身魚などを野菜を上に乗せて、酒100ccをふりかけます。お好みで醤油やだしを入れます。
③蓋をして火にかけ、沸騰させてから10分~15分位で完成です。
煮込み料理
土鍋は保温性に優れているため、少し手間はかかりますが保温性を生かして調理をすると、ガス代の節約になります。
【シチューの作り方】
①普段通りにシチューを作ります。
②ルウを溶かした後、土鍋を新聞紙と布巾に包んで1時間以上置きます。
土鍋を包んで保温することで、よく煮込んだ味わいのシチューを、節約して作ることが出来ます。
まとめ
土鍋で美味しく♪
保温性が高く、作った料理が冷めても美味しい土鍋。土鍋はお鍋以外にも、ご飯を炊いたり蒸し料理や煮込み料理にも活躍します。
使い方を守って、土鍋を美味しく活躍させちゃいましょう♪
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